宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

2021-01-01から1年間の記事一覧

映画「安城家の舞踏会」を見た

安城家の舞踏会 原 節子 Amazon ネタバレ無し 華族の没落を描いた作品。第二次世界大戦後、華族制度が廃止されて、安城家は財産を手放さなくてはいけなくなる。そこから、物語が始まる。 あらすじを追いかけていくと、とても良く練られたストーリーなのだが…

映画「別離」を見た

別離 (字幕版) レイラ・ハタミ Amazon ネタバレ無し アマゾンプライムでしきりにお勧めに上がってくるので、見てみた。 娯楽的な面白さではないが、とても面白い。色々なことを考えさせるのだが、考えてみてもますます分からなくなってしまう。それくらい、…

映画「あの頃、君を追いかけた」を見た

あの頃、君を追いかけた(字幕版) クー・チェンドン Amazon ネタバレ無し・あらすじのみ 日本のリメイクではなく、もともとの韓国版を見た。とても面白かった。 作品の中で、日本人の名前が出てくる。スラムダンクの作者井上雄彦だ。確か、セリフは「井上雄…

映画「グッドフェローズ」を見た

グッドフェローズ (字幕版) ロバート・デ・ニーロ Amazon ネタバレ無し 午前十時の映画祭で上映していたので、見に行った。 評価が高いらしいが、ぼくはあまり好きではなかった。ただ、完成度は高いのは間違いない。実話を基にした作品らしく、マフィアにな…

映画「ゴンドラ」を見た

ゴンドラ 上村佳子 Amazon ネタバレ無し 自主映画。監督は伊藤智生。映画は、あんまり上手に公開されなかったようで、監督はこれにより借金を抱えることになった。現在は、AV監督をしているらしい。ただ、映画の評価は高くて、海外で賞も受賞している。 実…

小説「静かな生活」を読んだ

静かな生活 (講談社文芸文庫) 作者:大江健三郎 講談社 Amazon ネタバレ無し 大江健三郎は、基本的には、一人称が<ぼく>である。そして、大抵は、その<ぼく>は小説家を職業としていたり、家族の中で父親をしていることが多く、これは大江健三郎自身を投影…

映画「儀式」を見た

儀式 [DVD] 河原崎建三 Amazon ネタバレ無し 難解で、何が言いたいのか分からないが、面白い。もう何年か後で再度見たら、また違う見方ができそうな映画。 そんなことありえないんじゃないかと思ってしまうような場面が結構あるが、それがとても強烈な場面ば…

小説「黄金探索者」を読んだ

フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-9) 作者:ミシェル・トゥルニエ,J・M・G・ル・クレジオ 河出書房新社 Amazon ネタバレ無し ル・クレジオの作品は、「調書」しか読んだことがない。「調書」は、難しくてあんま…

映画「友だちのうちはどこ?」を見た

友だちのうちはどこ?(字幕版) ババク・アハマッドプール Amazon ネタバレ無し・あらすじのみ アッバス・キアロスタミ監督作品。 小学生くらいの少年が、友だちのノートを間違えて、持って帰ってきてしまう話。ちょうど先生が、宿題を次に忘れてきたら退学…

映画「潮騒」を見た

潮騒 吉永小百合 Amazon ネタバレなし 三島由紀夫原作の映画。人気があるため、色々なバージョンがあるようだが、ぼくが見たのは吉永小百合が出ているやつ。 原作を読んだことがないので、映画を見て、話の内容を初めて知った。この映画は、純粋な男女の恋愛…

映画「神々の深き欲望」を見た

神々の深き欲望 三國連太郎 Amazon ネタバレ無し 今村昌平監督の映画は、今までに2本しか見たことがなかった。それを見た限りでは、映画の完成度が高いのは分かるが、あまり自分の好みではなかった。ぼくは、基本的には、小津安二郎みたいな人間の嫌らしいと…

小説「フライデーあるいは太平洋の冥界」を読んだ

フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-9) 作者:ミシェル・トゥルニエ,J・M・G・ル・クレジオ 河出書房新社 Amazon ネタバレ無し これは「ロビンソン・クルーソー」をトゥルニエが再構築した作品。 これを読んだとき…

映画「赤ひげ」を見た

赤ひげ 三船敏郎 Amazon ネタバレ無し 午前十時の映画祭でリバイバルをしていたので見に行った。 昔、一度見たことがあったのだが、もう内容を全然覚えていない。ただ、確かあんまり面白いと思わなかった記憶はある。まあ、でも、それも仕方ないよね、と思う…

「シーシュポスの神話」を読んだ

シーシュポスの神話 (新潮文庫) 作者:カミュ 新潮社 Amazon ネタバレ無し 文章の意味が分からないことが多かった。主に、文学的な比喩表現が難解で、意味が分からなかった。ただ、分かるところだけをつなぎ合わせていくだけでも、カミュの言おうとしているこ…

小説「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」を読んだ

われらの狂気を生き延びる道を教えよ (新潮文庫) 作者:健三郎, 大江 新潮社 Amazon ネタバレなし 大江健三郎の小説の中では一番文章が好みだった。大江健三郎は、時々、かなり読みにくい文章を書く。(ひどいときは文章になっていない)初期作品は平易だった…

映画「座頭市物語」を見た

座頭市物語 勝新太郎 Amazon ネタバレなし 午前十時の映画祭でリバイバルをしていたので見に行った。 勝新太郎という俳優について、噂でしか知らない程度の認知だったが、初めて映画で動く姿を見た。かっこよかった。これぞヒーローって感じ。癖が強いところ…

バーニング 劇場版

月に一回、カウンセリングに行っている。あまり効果を感じてはいないが、かといって完全に無意味とも断定できずにいる。50分で8000円もするのが厳しい。これだけのお金を払うのであれば、それだけ治療の効果というのが欲しい。しかし、精神的なことなので、…

丹下左膳余話 百万両の壺

昔は、好きな曲があると、CDを買ったり、レンタルショップへ行って借りたりしていたが、この頃はYOUTUBEで音楽を聴くだけになっている。長年の経験で、CDを買ってもたいして聞かなかったりするということは、身に染みて分かっている。それで最近はもう、<そ…

公案<実践的禅入門>

いつも1時くらいに布団に入るのだが、起きるのが遅いのもあって、なかなか眠れない。たぶん、3時くらいまで意識はあると思う。体をじっとさせることができない性質だから、ベッドの上で常に体をゴロゴロさせている。眠れないと何だか苦しい。眠れないでいる…

ペパーミントキャンディー

先日、清掃のバイトに応募したのだが、落選した。向こうとしては、女性の従業員が欲しかったらしい。それなら募集要項に女性のみと書いておいてほしい。無駄足を踏んだ。憤り。 別に面接で落とされたわけじゃないから、そういう意味ではショックではないのだ…

オアシス

無職になり、誰とも喋らない生活を続けるうちに、段々と固まっていた気持ちがほぐれてはきたのだが、人としゃべることにはますます嫌気がさしてきている今日この頃。 9月になったタイミングで、バイトでもいいから何かを始めようと思い、完全にテレワークで…

家族ゲーム

家族ゲーム 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video 森田芳光監督を知らなかったが、調べてみると、失楽園とか間宮兄弟とか武士の家計簿とか、よく知っている映画を撮っている人だった。 よく知っていると言っても、名前だけで見たことは無いのだが。 今…

マンチェスターバイザシー

マンチェスター・バイ・ザ・シー (字幕版) 発売日: 2017/08/18 メディア: Prime Video 映画について情報をあさっていたとき、度々目にして、評判もよさそうだったので、いつか見ようと考えていた。 心に傷を負った人たちのドラマであり、幾分重たい話のよう…

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(字幕版) 発売日: 2015/08/05 メディア: Prime Video 前にも見たことがあるのだが、その時は退屈になって視聴を中止した。 この度、アマゾンプライムでピックアップされているのを見かけ、再び興味が湧い…

最近読んだ本の感想

カフカ寓話集(カフカ) カフカ寓話集 (岩波文庫) 作者:カフカ 発売日: 1998/01/16 メディア: 文庫 一ページしかないような作品もある。 断食芸人は一番わかりやすく面白かった。 ある学会報告と巣穴、掟の問題、歌姫ヨゼフィーネなどが印象的。考えてもわか…

最近見た映画の感想

春になり、気持ちのいい日が増えてきた。夕方、窓を開けて、風に当たっていると心地よく、ここがハワイであるような気がしてくる。そこから、さらにハワイであるとあえて思い込むことでいい気分にも浸れる。夏と冬は色々疲れることもあるが、春はやはり心が…

レミオロメンの歌詞

レミオロメンの歌詞で好きなフレーズを10個ピックアップして、並べてみようという企画を思いつき、誰に望まれるわけでもなく、勝手にやろうと考えた。 「希望の色は空色 見上げるけど飛べないまま 僕は僕だよと呟けば ありのままでいることは これほど難しい…

黒澤明の乱を見た。 昔も見ようとしたのだが 実は昔も見ようとした。けど、その時は開始30分くらいで、見る気が無くなり、止めた。黒澤明の映画って、悪く言えば堅苦しくもあるから、そういうものを見てやろうという気概がないと、実は結構眠くなったりする…

レミオロメンがやっぱり良い

この頃、また 昔、レミオロメンをよく聴いていた。結構好きだったのだが、風のクロマあたりからあまり好きだと感じられる曲が無くなりはじめ、花鳥風月でさらにその傾向が強くなった。それで一時期、あんまり聞いていなかった。藤巻良太としてソロ活動をして…

不愉快な出来事

先日、非常に不愉快な出来事があり、本当はそんなことを書きたくなかったのだが、書かざるを得ないくらい嫌な気持ちが溜まったので、書くことにする。雨の日。とある喫茶店。店内は混んでいて、席は一つか二つしか空いていない。窓際の1人用の席に座った。隣…