宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

今日は休み。一面、曇り。

今日は休み。 昼頃、雨戸を開けると、一面の曇り空。 雨は降っていない。 朝、コーヒーを一杯。昼にも一杯。 何もする気にならず、海外の人がアニメの分析をしてる動画を、youtubeで見ていた。 自動翻訳機能のおかげで海外の動画も見れるのは、すご過ぎる。 …

カミュ「カリギュラ」をよんだ

アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18) 作者:アルベール・カミュ,Albert Camus,内田 樹(解説) 早川書房 Amazon ネタバレ無し・あらすじのみ カリギュラというタイトルから、話の内容は全く想像できていなかった。だから、内容を予想な…

「物語の作り方」をよんだ

物語の作り方: ガルシア=マルケスのシナリオ教室 作者:G.ガルシア=マルケス 岩波書店 Amazon ネタバレ無し やっと読み終わった。長かった。しかし面白かった。これは、創作にかかわっている人間にとっては、とても贅沢な本ではないだろうか。 この本には、ガ…

小説「静かな生活」を読んだ

静かな生活 (講談社文芸文庫) 作者:大江健三郎 講談社 Amazon ネタバレ無し 大江健三郎は、基本的には、一人称が<ぼく>である。そして、大抵は、その<ぼく>は小説家を職業としていたり、家族の中で父親をしていることが多く、これは大江健三郎自身を投影…

小説「黄金探索者」を読んだ

フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-9) 作者:ミシェル・トゥルニエ,J・M・G・ル・クレジオ 河出書房新社 Amazon ネタバレ無し ル・クレジオの作品は、「調書」しか読んだことがない。「調書」は、難しくてあんま…

小説「フライデーあるいは太平洋の冥界」を読んだ

フライデーあるいは太平洋の冥界/黄金探索者 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-9) 作者:ミシェル・トゥルニエ,J・M・G・ル・クレジオ 河出書房新社 Amazon ネタバレ無し これは「ロビンソン・クルーソー」をトゥルニエが再構築した作品。 これを読んだとき…

「シーシュポスの神話」を読んだ

シーシュポスの神話 (新潮文庫) 作者:カミュ 新潮社 Amazon ネタバレ無し 文章の意味が分からないことが多かった。主に、文学的な比喩表現が難解で、意味が分からなかった。ただ、分かるところだけをつなぎ合わせていくだけでも、カミュの言おうとしているこ…

小説「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」を読んだ

われらの狂気を生き延びる道を教えよ (新潮文庫) 作者:健三郎, 大江 新潮社 Amazon ネタバレなし 大江健三郎の小説の中では一番文章が好みだった。大江健三郎は、時々、かなり読みにくい文章を書く。(ひどいときは文章になっていない)初期作品は平易だった…

公案<実践的禅入門>

いつも1時くらいに布団に入るのだが、起きるのが遅いのもあって、なかなか眠れない。たぶん、3時くらいまで意識はあると思う。体をじっとさせることができない性質だから、ベッドの上で常に体をゴロゴロさせている。眠れないと何だか苦しい。眠れないでいる…

最近読んだ本の感想

カフカ寓話集(カフカ) カフカ寓話集 (岩波文庫) 作者:カフカ 発売日: 1998/01/16 メディア: 文庫 一ページしかないような作品もある。 断食芸人は一番わかりやすく面白かった。 ある学会報告と巣穴、掟の問題、歌姫ヨゼフィーネなどが印象的。考えてもわか…

調書

ルクレジオの処女作、調書を読んだ。作者の作品について調べたところ、初期のものから段々テーマが変わってゆき、後期ではだいぶ違うものになっているようだ。今回読んだ調書という作品は、難解で理解があまりできなかったので、今度は後期の作品に手を出そ…

夏目漱石 「道草」

読んだ。夏目漱石の自伝的な作品らしい。話は大して劇的じゃない。淡々と進む。途中で、結末がどうなるかすらも言及されてる。読む方はそこから唯、既知の結末までの過程を追っていくだけ。でも、だからといって、面白くないわけでもない。共感できれば、面…

本「12の遍歴の物語」の感想

「12の遍歴の物語」は、ガルシア・マルケスの短編集。この前、同作者の「百年の孤独」を読んで、あんまり面白くなかったので、やっぱりこの人の小説は短編の方が良いのではないかと思い、この本を読んでみようと思った。やる事もないが、ぼんやりしてるのも…

本「モモ」の感想

本「モモ」を読んだので、その感想を書こうと思う。読みやすい本だなあと思っていたら、途中で対象年齢が小学5,6年生以上と書いてあるのに気づいて、まあそうだろうと納得した。読みやすいせいで、つい流し読みで読んでしまったが、そんな読み方でも大体の話…

本「百年の孤独」の感想

ガルシア・マルケスの「百年の孤独」を読んだ。 昔、中短編集を読んでから、ガルシア・マルケスって面白いと思っていた。それからいくつか短編集は読んで、いつか名作と言われている「百年の孤独」を読みたいと思っていた。文学ベスト100のような企画で、古…

本「愛するということ」の感想

エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を読んだ。いや、ほんとうを言うとあんまりちゃんと読んでいない。途中の所はかなり流し読みして、ほとんど頭に入っていない。というのも、けっこう始めの辺りからすでに、書いてあることにあまり賛同できていなか…

カフカの「訴訟」を読んだ

この頃、カフカが面白くなってきた。多分、実生活が暗くなって、精神が引きこもりのようになっているのが原因だと思う。カフカの本では、主人公が不条理な状況に追い込まれていくが、そういう追い込まれる際の苦しさに感情移入してしまう。カフカの本を読ん…