自作詩「ふと立ち止まって」
ふと立ち止まって
ふと立ち止まって
ふと立ち止まって
自分の人生は何て
つまらないのだろうと思う
でも、本当に、
そう思えたのなら
私はもっと長く
立ち止まっていられただろう
ふと歩き出して
ふと歩き出して
ふと歩き出して
競争とは何と
残酷なのだと目を背ける
でも、本当に、
そう思えたのなら
私はもっと遠くまで
歩いてゆけただろう
冷たい冬の朝のような
清しい気持ちで
ふと立ち止まって
ふと歩き出して
私はどこまで
ゆくというのだろう
この風景の不思議さに
どこまでゆくというのだろう