自作詩「チョコレート」
チョコレートころころ
唾液で、徐に溶かしてゆく
炎で鉄を溶かすように
チョコレートはやがて、
沁み入るように、私の中に消えていった
舌のざらざらに、苦みを残して
その苦みだけが、
チョコレートと私の
交流だったのだ
チョコレートころころ
唾液で、徐に溶かしてゆく
炎で鉄を溶かすように
チョコレートはやがて、
沁み入るように、私の中に消えていった
舌のざらざらに、苦みを残して
その苦みだけが、
チョコレートと私の
交流だったのだ