宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

映画「アルマゲドン」

 

<あらすじ>

地球への衝突コースを取る小惑星が発見された。もしも、テキサス州の大きさにも匹敵するその小惑星が地球に激突すれば、人類の破滅は免れない。これを回避する方法はただひとつ、小惑星内部に核爆弾を設置し、内側から破壊するしかない。そしてその任務に選ばれたのは石油採掘のスペシャリストたちだった。

 

<感想>

あらすじを読むと、科学についてニュースで断片的に知っているようなことだけから、中学生がノリで考え出したみたいな感じがする。実際、この映画に、リアリティは欠片もない。立ち止まって冷静に考えれば、一秒ごとに突っ込みが入れられそうな勢いがある。しかしこの映画は、時にコミカルだったり、時にリアルだったりして、ふざけてるのか本気なのか、あるいは、ふざけたくてふざけてるのか、それとも、真面目にしようとしてのにふざけてしまってるのかよく分からない妙な魅力があり、結果的には、リアリティを気にすることのほうが馬鹿らしいと感じさせてくれるくらいには、ある種の貫きを持っている。結末は覚えていないし、七人の侍みたく、誰かが途中で死んだりした気がするが、何というか、それはどうでもいいことだ。とにかく勢いがあればいいのだ。爆発はいつも正義だし、親子愛は常に正義である。そんな単純なことが、この映画につられてバカになってしまったことによって、ストレートにすっと感じられるし、寧ろこれはかなり高度な映画ではないかと思わしてもくれる。