宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

映画「ルーム」を見た

 

 いつか見ようと思いつつ、面倒で見ていなかったが、遂に見た。

 僕はタイトルと表紙の絵から勝手にこの映画を、一生をある部屋の中で過ごすというSFだと思っていた。しかし見てみたら全然違った。SFではなく、現実の話だった。しかも実際に起きた誘拐事件を基にした話だった。当然、重い話だった。見ていてしんどかったので、もう見たくはない。しかし見て損は無い映画ではある。

 

 この映画は誘拐事件をパニックやサスペンスとするものではない。勿論その要素はあるが、事件発生から解決までを描くだけでなく、事件解決から事件の被害者である女性が心の傷を抱えて生きる様を描いてもいる。僕が少し嫌だったのは、被害者である女性に対して周りの人の配慮が少し足りないように見えたことだ。社会や有象無象の人々が被害者に無配慮なのはよくある事だが、近しい人たちが無配慮であるのは見ていて苛々する。勿論、寧ろこういう近しい人たちのエゴが描きたかったのだろうから、苛々したからといって映画の問題点にはならないのだが。