映画「弁護人」
＜あらすじ＞
1980年代初頭、軍事政権下の釜山。ある税務弁護士の男は、かつて世話になった恩人の息子が公安局に逮捕され、裁判を控えていることを知る。彼は拘置所へ面会に行き、何人もが断ったというその冤罪事件の弁護を引き受けるのだった。
＜感想＞
国家側の理不尽な不正と、主人公が命がけで対決する、その様には感動させられた。拷問シーンは生々しく、実際にこういうことが行われてもいるのだろうと思うと、神経質な性質なので、酷く落ち込む。そのため、この頃はもう、戦争が悪いということは、却って、これ以上は聞きたくもないという感じだ。戦争しかないとしても、戦争などしたくもない。
韓国映画を見ると、韓国が抱える問題が伝わってくるが、その大体は、日本にとっては過去のものであるように思える。その点では特に目新しいということはないが、しかし韓国が面白い映画を作っているのは、韓国にとって良いことなのだろうと思う。そんな気分で、韓国映画は大体見ている。
