映画「ホームワーク」をみた
イランの子供たちに、ひたすらインタビューしていく映画。
ストーリーは無く(厳密に言えば少しあるが)、ひたすら様々な子供たちが映され、質問に答えていく。
カメラは、子供たちの表情を逃さずに、ずっと撮り続けている。
こういう映画は初めてだった。たぶん、子供たちに演技させないで、ただありのままに撮っているのだと思うが、それでも映像としてつながっていくと、そこから浮かび上がってくるものがある。
一番分かりやすく伝わってくるのは、監督のイランの教育への疑問だ。
しかし、ただ今の教育へ異論を唱えるだけではなく、今の教育の事情も、つまり大人の立場からの主張も聞いていて、そのために観客を巻き込んで色々と考えさせるような社会派映画になっている。
正直、途中うつらうつらして、ぼんやり見ていた時もあったが、それでも見てよかったと思う。