映画「ワールズエンド酔っ払いは世界を救う!」の感想
映画「ワールズエンド酔っ払いは世界を救う!」を見たので、その感想を書いていこうと思う。85/100点
<あらすじ>
大人になりきれていない男ゲイリーは、4人の幼馴染に会いに行き、学生時代に達成できなかった「5人で一晩にパブ12軒を回る」に再挑戦しようと口説いて回る。
5人は故郷の街に戻って、パブ回りを始めるが・・・街は宇宙人に支配されていた!
<感想>
あらすじを見ただけで、なんかワクワクしてきたので、いつかみようと思っていた作品。けっこう期待が高まってしまっていたので、これは良くないかなと思ったが、それでも面白かった。エドガーライト、サイモンペッグ、ニックフロストの映画は「ショーンオブザデッド」「ホットファズ」「宇宙人ポール」くらいは見ていたが、その中でも1番面白かった気がする。
物語の終わり方は可もなく不可もなく、まあこんなものかという感じだったのだが、そこまでの話はほんとに楽しかった。始めは昔の仲間で飲もうという普通のコメディドラマっぽく始まる。あらすじを読んでない人から見れば、このあと普通にパブ周りして、その中で色んなことがあって、「俺たち、変わったなあ」とか言い合ったりして、ちょっと感動的だったりするんだろうなという印象を持つだろう。宇宙人という単語をあらすじで目にした身からすれば、この辺りは妙に真面目にやってるように見えて、面白かった。
実際、フリとかではなく、そういう昔を懐かしむみたいなちゃんとしたテーマも普通に描こうとしてるみたいだったが、そこが逆にツボではあった。というか、この 映画、テーマはてんこ盛りだ。時の流れとか、アルコール中毒とか、生きていくことについてとか、そんな真面目な話が、ちょいちょい出てくる。さらに、宇宙人との戦闘というアクションも盛りだくさんにある。とにかく映画らしい要素がごちゃごちゃと詰め込まれている映画で、映画好きな人が作ってんなこれ、という感じがいい感じで伝わってくる。
個人的には中盤>序盤>終盤で面白かった。だんだん酔っ払ってくのもアホらしくていい。とにかく、面白かった。