宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

映画「ある日どこかで」の感想

映画「ある日どこかで」を見た。75/100点

昔、どこかのWEBサイトに、カルト映画のくくりで、この映画が挙げられてるのを見て、何となく気になっていた。

<あらすじ>

脚本家?の男が、一昔前の女優の写真を見て心奪われ、タイムスリップして彼女に会いにいく。

<感想>

結論を言えば、あまりカルトっぽくはなかった。カルトというと、万人受けはしないが面白い人には面白いというイメージがあるが、そういう意味では思ってたのとは違っていた。少し癖のある変な映画を内心期待してたので、意外に普通だなという印象に最後は落ち着いた。といっても、カルトにくくられるわけが全く理解できないこともない。変わった映画ではあると思う。

本作では、タイムスリップに機械などのそれっぽい小道具は使用しない。瞑想だけで時を超えてゆく。これはけっこう無理やりな気がしたが、個人的には、機械を使用していたとしてもタイムスリップ自体に別に納得はできないたちなので、そこはまあどっちでもよかった。ああ、タイムスリップしたんだ、と物語に従順な態度で見ていった。

始めにおばあさんが出てきて、主人公に話しかける。主人公からみれば初対面だが、おばあさんにとって彼は昔の恋人というわけだ。そんなバックトゥザ・フューチャー的な仕掛けもあったりする。

SFと恋愛がからむということは別に珍しくはないけど、この映画は恋愛が妙に古風なので、そこは珍しい気がした。この映画にSFという言葉を用いるのにもちょっと違和感があって、だから変わった映画だなという気はする。

個人的にはあんまり古典的なムードが漂う恋愛映画に刺激を感じないたちなので、点数はちょっと低くなってしまった。