宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

自作詩「ハムスター」

ハムスターがカラカラと、車輪を回している。

同じところでずっと、走り続けている。

 

俺は何だか可哀想になって、

愛らしくなって、ハムスターの

頑張りを眺めている。

 

ああ、ハムスターよ。

俺はもう今日は、くたびれてしまったよ。

でも、お前は元気だね。

お前は元気に、走り回っておくれ。

 

俺は気づいているよ。

お前の車輪が、草原ではないことを。

果たして、お前は気づいているか。

何だかおかしいな、などと思っているか。

 

俺は、人差し指のすきま風で、

ハムスターの檻をそっと開けた。

ハムスターは俺のことなど気にせず、

休んでは、駆け出しを繰り返した。

俺はまた、扉をそっと閉めた。

ついでに瞼も閉めた。