映画「渚のシンドバッド」をみた
監督に興味を持っていたので見てみた。
見た後、出演していた女の子が浜崎あゆみだと気づいた。
登場人物が多く、僕はたくさん人が出てくると何が何だか分からなくなるという、瞬間的な記憶力に欠ける人間なので、困った。
でもまあ、最終的には3人に絞られたので、何となく話は分かった。
後から、ウィキペディアなども参照して、分からなかったところを補完した。
学生の会話が妙に生々しいところがあり、そのへん、自然なドラマが好きな僕としては、良かった。
また、自分が遊ぶために、クラスメイトに嘘をついて、お金を集めて回る女学生がいて、この女のいかれた倫理観に苛々させられた。
しかし、実際、こんな奴もいるのだろうと思う。
僕は基本的に、小津安二郎みたいに、常識的な人間の間で繰り広げられるドラマが好きなので、こういうものには戸惑うが、確かにこの映画みたいな世界もあって、それは寧ろリアルでさえあるのだから、これはこれですごいと感じざるをえなかった。
イジメとかそんなものを扱った映画は、その身近さゆえに、時に戦争映画よりも胸糞悪いときがあり、なかなか見る気になれないのだが、そういう映画は大事だと思う。
そう思いつつ、そういう映画は見たくないので、僕という人間は滅茶苦茶だが、まあ、仕方ない。