宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

今期はアニメを見ていない

2023年の冬、私はアニメを一つも見ていない。冬アニメというのは、つまり、2023年1月から3月ということになる、のかな。いや、まあ、それはどうでもいいことだ。とにかく、私は、今は、アニメを見ていない。ニコニコ動画のアニメチャンネルに、無駄に金を払っている。

元々、季節ごとに、何個も見る方ではなかったが、今までは、何だかんだで、一つは見ていた。しかし今回はとうとう一つも見なかった。別に、これからアニメなど一切見ないと、宣言するつもりなどない。天国大魔鏡は、密かに楽しみにしてるし、これからはまた見ることは何度もあるだろう。

しかし、自分がアニメの世界にあまり入っていけなくなってるのも、同時に感じている。異世界ものとかの、やたらと妄想じみたものは、元々、全く入り込めなかった。私が見ていたのは、それなりに人間ドラマをやっているもの、あるいはやろうとしてるものだった。だが、そういうものにも、最近はどうも、入り込めなくなってきている。

同じようなことは、映画にも言える。邦画は特にそうだが、洋画にも最近は殆ど入り込めない。見るとしたら、昔のものばかりになってしまう。小説もそうだ。とにかく、最近のものには、殆ど、集中力を割けなくなっている。その結果、昔のものばかりに触れている。

ああ!厭世!俗世間よ、さよなら!私は、これから、どこへ向かうのだろうか。十年後には、どこかの山奥で、怪しげな修行などをしているかもしれない。

芸術といえば・・・そう!今は、娯楽がたくさん溢れている時代に見えるが、私には実は貧しい時代に思える。商業のシステムのせいなのか何なのか、原因は分からないが、しかし、創作が非人道的なレベルに、困難になってしまったのは感じる。

別に芸術が貧しくても、生きてはいけるかもしれないが、やはり人々の心は狭くなってしまうだろう。このような状況になってしまえば、もう、芸術よりも、哲学の方が癒しがあるのかもしれない。

かのボブディランは、「もう曲なんていっぱいあるんだから、そんなに作らなくてもいいんだよ」的なかっこいいことを言ったようだ。いや、確かにその通りなのだ。例えば、映画なんて、名作と言われるものだけでも、一生分くらいあるだろう。あるいは、映画じゃなくても、音楽とか、小説とか、漫画とか、そういった色んなジャンルの超名作ばかりを当たってゆくだけでも、相当な時間が費やせるだろう。

ああ、娯楽作成の黄金時代よ!時代そのものが、娯楽の生産工場なのか・・・

しかし、「芸術、もういらんだろ!」とは、決して、本気で言えないのである。これは困ったことである。笑うしかない。笑って、笑って、笑うしかない。

正直言うと、私としては、昔の作品ばかり見ていれば、それで十分だと思える。しかし私が不安になるのは、上述の通り、それによって、時代から浮いた仙人のような人間になってしまわないか?ということなのだ。

私の適当な感覚からすると、今の若い人たちなんかは、結構、今の芸術を面白いと本気で言ってるように見える。私にはもはやついていけない。

芸術には、絶対的な価値などないのだろうか。私が昔の映画を面白いと思ったりするのは、今の人たちが今の映画を面白いと思ったりするのと、本質的に変わらないのだろうか。いや、そうなのかもしれない。しかしそうなると、私は、単に時代に置いていかれてるだけということになってしまいそうだ。うん・・・。

なので、やっぱり私は、十年後には、失踪して、どこかの森の中で、山菜を食べて生きる野人になっている可能性もある!しかしそれまでは、取り敢えず、人の街で、生きてゆこう!