映画「タンポポ」を見た
伊丹十三の映画をいつか見ようと思いつつ、面倒で見ていなかったが、遂に見た。
ネットで調べれば、監督への高評価は結構出てくるが、この映画を見てみて、成程と思った。ラーメン屋の経営を立て直すという、何でこんな話を作ろうと思ったのかよく分からないコメディ映画だが、アクションやアートなどの映像表現が刺激的で楽しい。映像に無邪気な遊び心を感じる。知的な刺激もある。娯楽と芸術の両方の需要を満足させる力があるように思える。
映画は断片的なアイディアがつなぎあわさって全体になる感じだ。あまりこういう映画を見た事がなかったので、この形式自体も斬新で面白かった。