自作詩「公園の幻影」
夕暮れ時、公園には
人々がまばらに集まっていた
みんな、公園に、癒しを
求めてやってくるのだ
私は公園の周りを、ジョギングした
ここにある自然が、人が
整備するものだとしても、
木々や鳥たちは、やはり、
私に癒やしを与えてくれた
一体、この公園のどこに、
不幸が存在できるだろうか
私は、重たい頭を支えながら、
そんなことを思いもした
野原には、子供たちが、
縄跳びなどをしていた
子供が、縄を回し、
子供が、縄を飛んだ
子供はいい
でも、子供がいいというのなら、
大人もいいと言わなくてはいけぬ
私には、それができるだろうか
私は、苦しい想いにとらわれた
私は、公園の幻影を前に、
土の上に、倒れてしまいたかった
そうして、ミミズになってしまって、
草の痛みに、土の暖かさに、
前後もなくし、転げ回りたかった