自作詩「煙草を吸わない私」
煙草を吸わない私は
ベッドに仰向けになり
煙草を吸うように
息を吐いてみたりする
長く
深く
広く
お腹が空っぽになるまで
私の部屋の天井は
程良い高さにあり
私は退屈なのか
それとも
ベッドに預けた
疲れた背中
眠くなり出してから
もうすぐ眠くなると思う
乾いた瞳か
煙草を吸わない私は
ベッドに仰向けになり
煙草を吸うように
息を吐いてみる
私にはもはや何もない
ああ 疲れた背中よ
ああ 乾いた瞳よ
目を閉じる