宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

自作詩

自作詩「つまらぬ発見」

また、つまらぬ発見をしたと、 良い気になっていたよ 雲ひとつない 青空の下で こうして、道に立ち尽くしてたら バカに見えるか、柱に見えるか 柱だったら、後ろに並び出す奴も 出てくるに違いない そんなことより いい天気じゃないか つまらなくて、簡単な…

自作詩「私の詩」

私は毎日 うんこをする そして、うんこをするように 私は詩を書く 私の詩は うんこのようなものだ しかし、うんこは別に ゴミではない 私は毎日 うんこを作る そして、うんこを作るように 私は詩を作る 私の詩は うんこのようなものだ うんこする理由を どう…

自作詩「一杯のお茶」

目の前に 一杯のお茶が 何ということはない 自分で入れたのだ お茶を覗き込む お茶の色は お茶の効能は知らない・・・ 調べれば分かるに決まってる お茶を覗き込む理由は・・・ 何ということはない それ以外全部 つまらないだけだ 目の前に 一杯のお茶が 何…

自作詩「煙草を吸わない私」

煙草を吸わない私は ベッドに仰向けになり 煙草を吸うように 息を吐いてみたりする 長く 深く 広く お腹が空っぽになるまで 私の部屋の天井は 程良い高さにあり 私は退屈なのか それとも ベッドに預けた 疲れた背中 眠くなり出してから もうすぐ眠くなると思…

自作詩「もう寝る」

本当は自由だと 歩いていて思う 本当は不自由だと 水を飲んで思う 下を向いて歩かない 人生だってあるし 外国人になってしまう 人生もある 自分の定めたルールで 自分を縛らなくてはならない 自由に定めたルールで 自分を縛らなくてはならない トイレを我慢…

自作詩「どこかへ」

自転車を使って 軽トラを使って 電車を使って 飛行機を使って どこかへ行きたい 亀の背中に乗って 竜の背中に乗って 宇宙船に乗って タイムマシンに乗って どこかへ行きたい 雨の町を眺めながら 工事現場の作業を眺めながら 湯船につかりながら どこかへ行き…

自作詩「雨の公園」

水たまりは喰い合って 広場には海ができている 大げさな遊具は 無人の工場みたいになっている ベンチはベンチの形をした 古代の遺跡に変わった 普段ここに集まる人たちは たぶん大した予定を持っていない 今頃は何をしているだろう 僕は小道を抜けて 目的地…

自作詩「悲しくなるまで」

まず心があって言葉がある 心が無ければ海はただの海だ 心を忘れたら 座りのいい岩を見つけよう そして悲しくなるまで 待っていよう 遠くへ鳥が離れるのを 見守りながら

自作詩「その橋は壊れやすい」

壊れやすい橋の向こうに君がいる 下を覗いてはいけないと誰かが言う 僕は君に手を振って 君は僕に手を振り返す これでいいんだ これでいいのか テレパシーは妄想に過ぎない その橋は壊れやすいのに これ以外に渡る手段はない 散々歩き回ったせいで 僕の体は…

自作詩「携帯ゲーム」

小さな画面を見つめて 誰かと闘っている 悔しいのが嫌になるくらい楽しい だが 不公平はどうやって解決できるか 将棋と囲碁の方がまだ公平だが じゃんけんまでいったらつまらない 武士道が必要になると思うが それは結局 僕に人生への道を提供してしまう ゲ…

自作詩「映画館は広大に閉ざされ」

壁の映像は嘘ですらあるのに 僕の心は揺れ動く 映画館は広大に閉ざされ 映像は綿密に計画され 見せられているのに すべてを見つめる支配者になったみたい その大胆な躍動 その細かな配慮 やがて空が明るくなり 自動的に席を立つとき 僕は自分が間抜けに思えた