宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

映画「理由なき反抗」を見た

 

理由なき反抗 (字幕版)

理由なき反抗 (字幕版)

  • ジェームス・ディーン
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 映画館でリバイバルをしていたので見に行った。

 話自体はあまり面白いとは思わなかったが、ジェームズディーンの演技は魅力があった。ジェームズディーンを初めて知ったのは昔、映画「エデンの東」を見た時だった。その時は映画も含めてあまり印象に残らなかった。後に「ジャイアンツ」を見た時もあまり印象に残らなかった。個人的にはジェームズディーンの出ている映画は、彼のせいという訳でなく単純に映画として、それ程、面白いとは思わない。

 

 エデンの東ジャイアンツも理由なき反抗もちょっと話についていきにくい所がある。前二つの作品は、話が映画の時間内で語るには壮大過ぎな気がする。理由なき反抗は、キャラクターたちがそれぞれ悩んでいるのは分かるのだが、背景が薄くて共感しにくい。昔この映画が流行ったのは多分、流行りによる熱狂が大いに関係しているのだろう。だから今、その時代を知らない人間としてこの映画を見てしまうと、また違ってくるのだろう。

 

 しかし話自体はそれ程じゃないにしても、ジェームズディーンの演技は惹かれるものがある。彼が演じているのはいつも悩める若者だが、その演技はそれが演技ではないのではないかと思わせるほどに、真に迫っている。本当に自分の全てをぶつけずにはいられないというようだ。このような魅力を見せつけられては、この映画を見た若者たちが熱狂してしまうのも納得できる。それは時代を越える魅力のように思われる。