床屋へゆく
1000円カットで髪を切った。
昔は、納得のいかない髪型にされてしまうことが多かった気がする。そして、それが結構な悩みだった気がする。
でも、最近はそんなことも無くなった。注文の仕方を心得たからか、1000円カットの技術が向上したからか、多分両方だろう。そんなことを思っていたのだが、この前床屋へ行ったら、納得のいかない髪型にされてしまった。久しぶりの煮え切らない感覚を味わった。ヘアスタイルが納得いかないと、鏡を見るたびに、その怒りが回復してくるから、厄介である。
だから、今回1000円カットへゆくのは、妙にドキドキした。店を変えようかと思いもしたが、たった一回の失敗でそれでは、何だか理不尽な気がしたので、同じ店へ。
結果、綺麗な髪型になった。僕としては、ちびまる子ちゃんみたいなおかっぱにならなければそれでいいのだ。あたしんちでユズヒコが同じようにおかっぱに髪を切られてしまうエピソードがあるのだが、髪切られてる間、ずっとそれを思い出してた。そんで、何故か笑いそうになった。自分が今まさにそうなってしまうかもしれないというのに。
でも、まあ、ほっとした。これで鏡を見るたびに起こる不快な気分ともおさらばだ。