宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

本「モモ」の感想

本「モモ」を読んだので、その感想を書こうと思う。読みやすい本だなあと思っていたら、途中で対象年齢が小学5,6年生以上と書いてあるのに気づいて、まあそうだろうと納得した。読みやすいせいで、つい流し読みで読んでしまったが、そんな読み方でも大体の話はわかって、楽しめる。

時間どろぼうが事件を引き起こす前と、事件を起こして大変なことになるあたりが一番面白くて、引き込まれたが、事件が解決するところはけっこうあっさり解決したので、期待がしぼんでしまった感じ。でもそれは児童小説らしさでもあったので、あんまり突っ込むのもヤボな気がする。ので、あんまり突っ込まない。

個人的には、単なる面白い物語に留まらず、現代人の抱える問題を時間という観点から描いてもいて、深みがあったので、楽しめた。不思議の国のアリスみたいな遊びがあるのも、良かった。なので、児童小説に大人が感じてしまうちょっと物足りない感じもあったが、それはそれとして、普通に良かった。