宇宙のことが心配です

好きに色んなことを書きます。日記が中心です。本、映画、漫画、アニメなどで暇を潰す事が多いので、その手の感想も書くかもしれません。

久しぶりの曇り

 久しぶりの曇りだった。涼しかったが湿度が高かった。昼過ぎに喫茶店へ行こうとしたら、ちょうど激しい雨が降ってきて、行くのを止めた。仕方がないので家で「大いなる遺産」を百ページ読み進めた。遺産を与えてくれた人物が誰かが判明し、それについてひと悶着起きているところまで進んだ。読み終わったころに雨が止んだ。特に何もすることが無くなると苦しくなった。結局意味もないのに喫茶店に出かけた。喫茶店ではクラロワをやったり、ネットサーフィンをした。クラロワは勝てなくて激しい無力感に陥った。ネットサーフィンは、ただ時間をつぶしているだけだと思って苦しかった。喫茶店を出ると天気は晴れ間があるくらいに回復していた。家へ帰ってから今度はマラソンしに出かけた。夜、何もやることがなく苦痛だったが、携帯にナンプレをダウンロードした。達人級をプレイしているとクリアするのに一時間以上かかって良い時間つぶしになった。時間をつぶしているという事実に思い当たるたびに苦しかったが、耐えていった。何をしても無駄だという感覚も激しくて中々物事に集中できない。喫茶店でネットサーフィンしている時にこういう感覚はニヒリズムというらしいと知った。ニヒリズムは知っているつもりだったが、実は全然分かっていなかった。まさか自分のことだったとは思わなかった。ニーチェは全てが無意味だと知ってもなお積極的に行動していくことを説いているようだったが、自分にはそれはあまりに厳しい生き方に思えた。自分の場合、やはり全てが無意味に思えるその考え方自体を強制していくしかないように思える。そして自分は今それをしている最中という訳だ。明日も同じ苦痛に悩むことになるのだと思うと苦しくなる。そういう苦痛に陥っていると、時間がひたすら長く感じるものだ。それがまた苦痛を大きくする。死にたいと思っても自分の精神からは逃れることはできない。それもまた苦痛を大きくする。耐えよう。苦しみに耐えていこう。苦痛について考えていると苦痛は大きくなる。苦痛から逃れようとするとまた苦痛が大きくなる。苦痛には耐える意志を持たなくてはならない。こちらから迎え撃つくらいの気持ちでいかなければならない。そしたらいくらか苦痛も軽くなるんじゃないだろうか。それを期待して苦痛に耐えていこうと思う。